光則寺 ユキワリソウ
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光則寺の山門をくぐって右手奥、植込みの方へ。
いま満開のミツマタの方向ではなく、蕾膨らむカイドウの方向でもない。
すたすた歩くお目当ては、
足元の植木鉢で咲き誇る、ユキワリソウ(雪割草)。
この花も春の訪れを告げるSpring Ephemeralのひとつ。
雪の残る山中でこの花を見つけたら、どんな気持ちになるだろう。
山に咲く花の姿が大好きで、
咲いている場所の陽あたりや、風の強さを感じながら歩きたくて、
山歩き、森歩きがいつの間にか趣味になりました。
自生する花との出逢いはいつも思いがけず、驚きを伴う喜びは深く心に残ります。
でも、人が植えて手をかけて、育てた花のみせる表情、立ち姿。
「自然、自然と言うけれど、多くの山は昔から人の手が入ることで育まれたもの」
そんな言葉を思い出しながら、植木鉢の中の早春の
いのちの輝きにしばし圧倒。
限りある中でたのしむ、限りあることを楽しむ。
この日のユキワリソウは、そんなことを教えてくれたような気がしました。
*4/1 たのしい嘘をつきたかったけれど、思いつかない…残念。*
Data
ユキワリソウ/雪割草 ミスミソウ/三角草 (キンポウゲ科)
光則寺
0467-22-2077
鎌倉市長谷3-9-7
by kamakura_mariko
| 2011-04-01 09:30
| 鎌倉散歩