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西御門 チロリアンランプ

trailing abutilon 1


よく知っている場所に咲く、よく知っている花。
ふとしたきっかけで、その花のいつもと違う表情、新しい魅力と出逢うことがあります。

清泉小学校裏手の細道に咲く、チロリアンランプ。
白い壁に咲く姿が、スペインショールの刺繍のようで、
この道を通るたび、花咲く壁を眺めるのを楽しみにしていました。
夕陽さす白壁の道を歩きながら、ふとファインダーを覗くと
陽の光で壁が海のように輝き、イキイキと咲く花の表情。
夢中になって、シャッターを切る私。

「蕾がかわいい♪」
彼女の言葉がなかったら、よく知っているこの花を、以前も撮ったこの場所で
撮ろうと思わなかったかもしれません。


ふとした言葉で縁した、花の姿。
この日のチロリアンランプは、周囲を照らすランプより、
心を照らす静かな炎のようでした。



trailing abutilon 2

* click *



チロリアンランプ ウキツリボク/浮釣木 アブチロン (アオイ科)
西御門にて



by kamakura_mariko | 2011-03-31 23:30 | 鎌倉散歩

西御門 スノーフレーク

西御門、鎌倉幕府跡の背後に位置する大蔵山。この山の中腹に、頼朝の墓があります。
頼朝公園から西御門の住宅地へ抜ける細い道で、思いがけず出逢ったスノーフレーク。


summer snowflake 2


summer snowflake 1


* click *


別名、オオマツユキソウ(大待雪草)、スズランズイセン(鈴蘭水仙)。
「森は生きている」 Samuil Marshak著(露)の中に登場するマツユキソウは、スノードロップ。
異なる花ですが、スノーフレークとスノードロップは、ともに春を告げる仲間。
小さな群生が道に向かって咲く姿は、夕暮れせまる小路を照らす光のようでした。



スノーフレーク オオマツユキソウ/大待雪草 スズランズイセン/鈴蘭水仙 (ヒガンバナ科)
西御門にて



by kamakura_mariko | 2011-03-30 23:30 | 鎌倉散歩

大巧寺 イワヤツデ

大巧寺の山門をくぐると、一番最初に目に飛び込んでくる紅。
カンヒザクラ(寒緋桜)。
沖縄ではお花見といえばこの桜なのだ、と花の師匠の言葉。
この時期、境内を鮮やかに彩る花木のひとつです。


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その奥の植込みで、ひっそりと咲くイワヤツデ。
蕾の瑞々しさが、まぶしい。


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手の指の長さほどの花姿。
見上げていては見つからない、しゃがんで愛でたい足元の春。


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カンヒザクラ/寒緋桜 別名*ヒカンザクラ/緋寒桜 (バラ科)
イワヤツデ/岩八手 (ユキノシタ科)

大巧寺
0467-22-0639
鎌倉市小町1-9-28



by kamakura_mariko | 2011-03-29 23:00 | 鎌倉散歩

Stand with Japan *Cherry Blossom Walk*

あまりにも感動的だったので

―2011/3/27 16:01 ボスのfacebookから―






たしかに、うかれ気分で春を迎える心境にはなれない、今年の春。
でも、春の訪れを喜びを味わう―――それは、できる限りした方がいいと思う。
春は温暖さ、芽生えや息吹、瑞々しい恵み、そして希望を沢山抱えながら、
すぐそこまで来ているのだから。


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by kamakura_mariko | 2011-03-28 23:00

本覚寺 桜便り

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今年も、本覚寺の枝垂桜がほころび始めました。
朝の枝垂桜、陽に透けてとても綺麗。
鎌倉駅に近いこのお寺、通勤前の人々も急いでいた足を一瞬とめていきます。


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* click *


枝垂桜は幹に近づいて内側から眺めるのが好き。建物を飾る桜のカーテン。
青空に広がる桜のレース。花や枝の繊細さも、枝垂桜ならではの魅力。
咲き始めの花の初々しい表情。
満開の華やかさはないけれど、この時期にしか見せない瑞々しさがあります。


本堂を彩る花の色が鮮やかに華やぐのは、今週末から来週にかけてとなりそうです。


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シダレザクラ/枝垂桜 (バラ科)

本覚寺
0467-22-0490
鎌倉市小町1-12-12



by kamakura_mariko | 2011-03-28 22:30 | 鎌倉散歩

光則寺 桜便り

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毎年、光則寺の山門を彩る枝垂桜。
そろそろ咲きはじめる頃かもしれないと思い、長谷へ。
長谷には江ノ電で行くこともできますが、道草好きの私は
ウンナンオウバイの咲く御成町の住宅街を散歩しながら。(^^)


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由比ガ浜銀座通りへ。
この通りはお店が随分増えました。
いつの間にか、ストーブの専門店。
OLTREVINOは3/19で1周年を迎えた、おいしいトスカーナワインとお惣菜のお店。
(OLTREVINOについては書くと長くなります、機会を改めて♪)


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由比ガ浜銀座通りをまっすぐ進み、もう少しで長谷寺という手前で
右手の小路に入り、甘縄神明宮で道草。
ここは、花の師匠に教えていただいた場所。
鎌倉最古といわれるこの神社、上にあがると海まで見渡すことができます。


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気持ちのいいお天気だから、お昼はボータンに決定!


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ランチはスープ&前菜&ワインの1,500円と、メイン付の3,000円。
この日の1,500円のランチ。スープも、サンマのタルトも、じんわりとおいしい。
自家製パンは、山歩きのとき持ち歩きたい味☆ (今度、お願いしてみる?)
北イタリアのワイン、色の印象をよい意味で裏切り、スッキリ軽やか。
+300円で味わえるエスプレッソは、絶対に外せない。
立派なレバーマシンから抽出されるナポリエスプレッソ、とろんと美味しい。
このお店の陽がさしこむカウンターや、シェフの程よい距離感も心地いい。

うかれたランチに見えたらごめんなさい。
ボータンのシェフは、ちょっと面白い取り組みもしていらして
長く、よい距離感でおつき合いしたいお店なのです。
週末はようやく、人手が戻りつつあると聞いて、少しホッとしました。
枝垂桜が気になって早々に失礼しましたが
次回はメイン付でゆっくり飲もう、とこっそり誓う。


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しあわせな気持ちのまま、光則寺へ。
山門の枝垂桜、咲きはじめていました。


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今週末あたりが楽しみな、ほころび方。
カイドウは蕾を色づかせながら、花祭りの日を待っています。
これからしばらく、週末は光則寺に通わなければ。


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境内の隅っこでひっそりと咲いていたユキワリソウ。光則寺は花の寺。
こういう秘密が沢山あるお寺です。



ウンナンオウバイ/雲南黄梅 (モクセイ科)
シダレザクラ/枝垂桜 (バラ科)
ユキワリソウ/雪割草 (サクラソウ科)


光則寺
0467-22-2077
鎌倉市長谷3-9-7

甘縄神明宮
0467-22-3347
鎌倉市長谷1-12-1

ボータン Beau Temps
0467-40-6172
鎌倉市長谷1-14-26



by kamakura_mariko | 2011-03-27 23:30 | 鎌倉散歩

覚園寺 Spring ephemeral

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まだ、早春の花々(Spring ephemeral)に逢えるかもしれない、そう思って覚園寺へ。
大塔ノ宮(鎌倉宮)の横、覚園寺への一本道は、風情ある佇まいの続く道。
最初に出迎えてくれたのは、シデコブシの花。


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カエデの若葉、この時期に必ずつける赤いリボン。


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この通りにあるイタリアンレストラン(LA PORTA)については、また別の機会に♪
おいしそうな誘惑をくぐり抜け、モクレンの花を通り過ぎると、覚園寺へ到着。


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やっぱり咲いていました(^^) ニリンソウ。


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庭の奥では思いがけず、ショウジョウバカマも。
ミスミソウは一足先に還っていました。来年はもう少しはやくこよう。


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愛染堂のすぐ横で、ミツマタがお祭りの雪洞のように輝きます。


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愛染堂の奥には、鎌倉最古といわれる茅葺屋根の薬師堂、木造の仏像の数々。
1時間に1回、拝観ツアーがあり、鎌倉の中世を味わうことができます。
が、震災の関係で、現在は洞窟には入らず、30分ツアーを行っているそうです。
(30分で時間半分につき、拝観料も半分なのだとか)


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山門の外に出ると、お向かいさんのハクモクレン、今年も満開。
白い花に陽がさして、灯をともしたロウソクのよう。


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カエデが美しく、山野草が咲く覚園寺。
小さなせせらぎの続く道は、垣根越しの花木が美しい。
ラ・ポルタに立ち寄れば、おいしい食事でみたされる。
早春に歩くこの道には、楽しい記憶がいっぱい。

新緑の色が鮮やかになったら、また行こうと思います。
今度は必ず… ラ・ポルタでランチ♪



シデコブシ/幣辛夷・四手拳 (モクレン科)
ニリンソウ/二輪草 (キンポウゲ科)
ショウジョウバカマ/猩々袴 (ユリ科)
ハクモクレン/白木蓮 (モクレン科)

覚園寺
0467-22-1195
鎌倉市二階堂421
*拝観ツアーは有料、念のため事前にお問い合わせください



by kamakura_mariko | 2011-03-26 22:30 | 鎌倉散歩

サンシュユ 山茱萸

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空を見上げると、サンシュユの花が咲いていました。
遠くから見ると黄色いかたまり、よくよく見ると面白いカタチ。



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振り返ってみると、規則正しく、愛らしく、小さな花が並んでいます。
秋になると赤い実をつけるサンシュユ、まだ意識して眺めたことがありません。
今年の秋こそ、サンシュユの実の姿に気づくことができるでしょうか。
秋になったらまたここで、見上げたり、振り返ったり、必ずしようと心にメモ。



サンシュユ/山茱萸 (ミズキ科)
海蔵寺に向かう途中、扇ガ谷の住宅街で



by kamakura_mariko | 2011-03-25 21:30 | 鎌倉散歩

寿福寺のそばで

私の好きな、鎌倉の小さな風景。

海蔵寺から鎌倉駅に戻る途中の道。
車の運転をしているとふさいでほしくなるかもしれませんが、
道の側に小さな川が流れているだけで
その道を歩く楽しさは、何倍にも膨らみます。

線路際の小路。
なんてことない通路なのに、
入口にショカッサイがこぼれ咲くだけで
秘密の小路に変わります。

この、こぼれる感じ、はみ出す感じが
鎌倉の散歩を楽しくする、とても大切な理由。


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さっそくいいコトがありました。
陽に透ける、ジンチョウゲのランプ。
香りだけでもうっとりするのに、本当に綺麗。


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英勝寺の手前、駐車場に佇むツバキの樹。
特別な品種ではないけれど、立ち姿が好き。


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英勝寺のステキな外門。浄土宗のお寺で、鎌倉唯一の尼寺。
鎌倉五山、禅宗の建長寺をはじめ、鎌倉は飾らない静かなお寺が多いのですが
ここは、江戸初期の名建築がのこる美しい寺院。
私にとってこの道が魅力的なのは、この寺院の存在も大きいと思う。


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臨済宗、寿福寺。英勝寺とは対照的な空気を放つ参道を歩く、凛としたひととき。


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寿福寺を過ぎて、少し行った個人宅のギンヨウアカシア。
あまりにも見事で、美しい。歩きながら見せていただく贅沢。


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ロミさんのコンフィチュールのお店も、節電しながら営業中。
Romi-Unie Confiture(ロミ・ユニ コンフィチュール)がOPENしてから、
この界隈にはお洒落なお店が増えました。


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shopの軒先に、木のテーブルと椅子。
その向こうを横須賀線が通り過ぎていく。

この四角くおさまっていない感じ、隙間から縁できる余地、それが鎌倉の街の魅力。
と、私はつよく、信じています♪



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ジンチョウゲ/沈丁花(ジンチョウゲ科)

ギンヨウアカシア/銀葉アカシア(マメ科)
*ミモザと呼ばれるのはフサアカシア

英勝寺
0467-22-3534
鎌倉市扇ガ谷1-16-3

寿福寺
0467-22-6607
鎌倉市扇ガ谷1-17-7

Romi-Unie Confiture(ロミ・ユニ コンフィチュール)
0467-61-3033
鎌倉市扇ガ谷1-13-1



by kamakura_mariko | 2011-03-24 23:00 | 鎌倉散歩

春を待つ海蔵寺

ユキヤナギが気になって、海蔵寺へ。


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八幡様の脇から裏駅に抜ける途中、
見事に咲き誇るモクレンの花と出逢いました。
川喜多映画記念館の黒壁が続くこの通りは
個人宅の庭木に咲く花が楽しみな小路。
まだ少し早い春、足早に海蔵寺へ。


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お目当てのユキヤナギは咲きはじめ。
山門に雪が積もるのは、もう少し先。


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山門の前に咲く乙女椿が、
クルンと葉をカールさせてご挨拶。
訪れた甲斐がありました♪


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切通しを急ぐ人、見事な竹使いの庭師さん、
この辺りは人々の様子も浮つくことなく
どこか落ち着いて見えます。


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ヒメオドリコソウのヒソヒソ話。
足元にこぼれている小さな春。


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陽だまりのショカッサイ。
一人咲く花も、大勢で咲く花も、
陽がさせば嬉しそうに、曇ってもふつうの顔で
ただそこに咲いています。

いいコトがあっても、大変なコトがあっても
落ち着いて、できることをしながら、少しずつ暮らしに余白をもって。



白木蓮/ハクモクレン(モクレン科)
雪柳/ユキヤナギ(バラ科)
乙女椿/ツバキ(ツバキ科)
姫踊り子草/ヒメオドリコソウ(シソ科)
諸葛菜/ショカッサイ/ムラサキハナナ(アブラナ科)

海蔵寺
0467-22-3175
鎌倉市扇ガ谷4-18-8


by kamakura_mariko | 2011-03-23 23:00 | 鎌倉散歩

ABOUT

山本麻理子

生まれ育った鎌倉の風景

京都の格式にかなわず、
奈良の歴史に及ばない。
けれど
和洋折衷神さま仏さま、
様々なものを取り入れる好奇心と遊び心。生垣から緑あふれ、花がこぼれ咲く風景。"余地"があると思わせてくれる場所。ちょっと自由な空気。それが私の好きな鎌倉です。

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