カテゴリ:山歩( 5 )

長塀山から蝶ヶ岳 赤い実

蝶ヶ岳


花期の終わった樹林帯の道を登りながら、赤い実たちと挨拶を交わします。陽に透ける小さな赤い実、なんて綺麗。


Maianthemum dilatatum
マイヅルソウ/舞鶴草 (ユリ科)


Chamaepericlymenum canadense
ゴゼンタチバナ/御前橘 (ミズキ科)


Smilacina japonicaTripterospermum japonicumRubus subcrataegifolius
Viburnum furcatumMalus sieboldii


花の名残を辿りながら歩く道。赤い実に教わった山の愉しみ。


HodakaHodaka


幻想的なブロッケン現象に魅了され、満足して小屋の中へ。何となく諦めきれず、もう一度小屋から走り出て見上げた空。
山では夕景を諦めてはいけない。ほんの一瞬でも雲が晴れることもあるのだから。山頂で教わった山の愉しみ。


Data

長塀山
マイヅルソウ/舞鶴草 (ユリ科)
ゴゼンタチバナ/御前橘 (ミズキ科)
ユキザサ/雪笹 (ユリ科)
ツルリンドウ/蔓竜胆 (リンドウ科)
ミヤマニガイチゴ/深山苦苺 (バラ科)

梓川の辺
ムシカリ (スイカズラ科) 別名: オオカメノキ/大亀の木
コナシ/小梨 (バラ科) 別名: ズミ/酢実   *コナシだけは少々自信がありません。もし違っているようでしたらご指摘ください。

穂高連峰 夕景 蝶ヶ岳山頂より
蝶ヶ岳山頂の様子は、こちら



by kamakura_mariko | 2011-09-24 23:30 | 山歩

蝶ヶ岳 ホテル徳澤園で朝食を

Flickr 蝶ヶ岳


9/23、台風一過、上高地から蝶ヶ岳へ。4:30am過ぎに沢渡に着き、バス乗り換え。この時点でダウンを着ないと寒くていられない。
9月とはいえ、下旬の山は10月を思わせる寒さ。歩きはじめたら脱げるように、Tシャツ、フリース、ダウン、ゴアテックスと衣を重ねます。
6:00am上高地着。明神に向かう道は、木漏れ日のなか、朝陽に向かって歩く道。


d0225257_1741651.jpg


朝の光あふれる徳澤園。平坦な道はここでおしまい。これから樹林帯を登り、長塀山をぬけて蝶ヶ岳で一泊。
ホテル徳澤園のレストラン、みちくさ食堂。上高地を6:00に出発し、徳澤園着7:30。この時間で普通に営業しているところが嬉しい。
温かい珈琲とトーストをかじり(気に入りました♪)、いよいよ山頂へ。


d0225257_1711713.jpg


長塀山の上りは想像以上に単調で、気分転換のない樹林帯の道が、蝶ヶ岳の山頂手前まで続きます。
蝶ヶ岳を再訪するなら燕岳や常念から登り、尾根道を十分に楽しんで、下りに長塀を選ぶだろうと思いながら一歩一歩。
とはいえ長塀をぬけて上がった尾根の美しさは、きつかった上りの記憶を忘れさせてくれます。記憶の消去にだまされて、また歩きたいと心新た。
山頂に立ち、ふと安曇野が気になって振り返ると、八ヶ岳から風に押されてきた霧に大きなブロッケン現象が映し出されました。
「わぁ!」山頂に響く歓声。紗幕のような霧の効果で、ブロッケンの虹が景色と重なるように浮かびます。こんな光景は、はじめて。
一度は諦めた夕景、いい予感がして再び西を仰ぐと先程までの雲が晴れて、夕暮れに染まる雲をまとった穂高が姿を現していました。


ChoyariBrocken spectre


翌朝、快晴。星の美しさもさることながら、360度の景色が素晴らしい蝶ヶ岳山頂。
5:00am前、安曇野の彼方が赤く染まり、目の前にそびえる穂高連邦や槍ヶ岳に紅が灯る。
5:30am頃、八ヶ岳の横から顔を出した太陽は雲海を照らし、富士山や南アルプス、中央アルプス、北の尾根の向こうまで照らしていきます。


El AmanecerEl AmanecerEl AmanecerEl AmanecerEl AmanecerEl Amanecer


大きな霜柱が何本もたつ山頂では、太陽のあたたかさが細胞に染みわたります。
蝶ヶ岳から蝶槍に向かう尾根道は、雄大な日本アルプスを前に、南アルプス、富士山、中央アルプスなどを一望できる絶好のビューポイント。
下りたくない、と思う気持ちをポケットにしまって、尾根を後に。下山する頃には、体はポカポカ。
最後の儀式、徳澤園のソフトクリームでクールダウン。体のほてりはとれても、山頂での興奮は冷めやらぬまま、上高地を後にしました。


ChoyariKappabashi


楽しかった一日…♪


Data
コース  上高地→明神→徳澤園→長塀山→蝶ヶ岳 (山頂ヒュッテ泊) 蝶ヶ岳→蝶槍→横尾→徳澤園→明神→上高地
蝶ヶ岳ヒュッテ  090-1056-3455 山小屋につき予約不要  *山頂はDocomoの携帯つながります (ヒュッテ内は電波届かず)
ホテル徳澤園  0263-95-2508 朝の珈琲とブルーベリージャムトーストが美味、ソフトクリームも♪  *徳澤園は圏外です (みちくさ食堂に公衆電話あり)
マユミ/檀 (ニシキギ科)



by kamakura_mariko | 2011-09-23 23:00 | 山歩

御岳山 レンゲショウマ

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始発で訪ねた御岳山。
7:30amには見晴台に到着。朝一番の群生地、人と行き交うことなく花の小道を歩きます。

Anemonopsis macrophyllad0225257_1343871.jpg


名残のレンゲショウマ。還りゆく前の花に宿る、淡い魅力。
肩の力が抜けた、すべてを受けとめよしとしたかのように見える花姿。花期は終焉を迎えていましたが、訪ねてよかったと改めて思いました。


Funicular


Data
レンゲショウマ/蓮華升麻 (キンポウゲ科)
御岳山ケーブルカー 570円 0428-78-8121 *Suica使用可
御岳駅→ケーブル下バス 270円 0428-83-2126



by kamakura_mariko | 2011-09-10 23:00 | 山歩

三つ峠 レンゲショウマに逢いに (夏の花)

三つ峠に咲くレンゲショウマが満開を迎えるのはお盆の頃だから、一週間はやいのだけど
どうしても逢いたくて。今年は例年より、さらにゆっくりのようです。


Anemonopsis macrophyllaAnemonopsis macrophyllaAnemonopsis macrophyllaAnemonopsis macrophylla


アジサイは6月の花、それは街のお話。
山ではこの時期、ヤマアジサイが花盛り。すぐ隣りに、タマアジサイも。


Hydrangea serrataHydrangea involucrataHydrangea serrata


クガイソウとモンシロチョウ。クガイソウの近くには、仲良しのオカトラノオ。ヨツバヒヨドリはほころび始め。
キイチゴは食べごろ手前。夏の山には黄色い花がたくさん咲いています。この花は、ミツモトソウ。
たくさん咲いていた、カイフウロ。同じ色のヤマホタルブクロ。


Veronicastrum sibiricum subsp. japonicumLysimachia clethroidesEupatorium chinense subsp. sachalinenseBramblePotentilla cryptotaeniaeGeranium shikokianum var. kaimontanumGeranium shikokianum var. kaimontanumCampanula punctata

三つ峠(1500m地点)でウスユキソウに逢えるなんて。
いのちがこぼれ溢れる蕾、シシウドの芸術。


Leontopodium japonicumAngelica pubescens


霧の森に浮かび上がるヤマオダマキ。雫したたるオオバギボウシ。
まるで、René Laliqueの世界。


Aquilegia buergerianaAquilegia buergerianaHosta montanaCynanchum caudatum


花の山に後ろ髪をひかれながら下山。
河口湖で家族と合流し、2泊3日の夏休み。
ウグイスが応えあう尾根は雲に感謝したくなるほど
静かで、しっとりと美しい朝でした。


Cettia diphone


Data

レンゲショウマ/蓮華升麻 (キンポウゲ科)
ヤマアジサイ/山紫陽花 (ユキノシタ科)
タマアジサイ/玉紫陽花 (ユキノシタ科)

クガイソウ/九蓋草,九階草 (ゴマノハグサ科)
オカトラノオ/丘虎尾 (サクラソウ科)
ヨツバヒヨドリ/四葉鵯 (キク科)
キイチゴ/木苺 (バラ科)
ミツモトソウ/水源草 (バラ科)

カイフウロ/甲斐風露 (フウロソウ科)
ヤマホタルブクロ/山蛍袋 (キキョウ科)

ウスユキソウ/薄雪草 (キク科)
シシウド/猪独活 (セリ科)

ヤマオダマキ/山苧環 (キンポウゲ科)
オオバギボウシ/大葉擬宝珠 (ユリ科)
イケマ/牛皮消 (カガイモ科)

ウグイス/鶯, 鴬 (スズメ目ウグイス科)


*木漏れ日と霧のお散歩コース  三つ峠登山口→開運山→御巣鷹山→三つ峠登山口
*四季楽園 素泊まり5,000円
*富士急バス 河口湖←→天下茶屋 710円 平日1便・河口湖9:40発  土日3便・河口湖9:00/9:40/10:35発



by kamakura_mariko | 2011-08-04 23:30 | 山歩

森歩きの記憶 ―赤目四十八滝・室生寺・吉野―

ちょっと立て込んでいて、鎌倉散策が滞る日々。
近所を歩く時間くらい、とれないといけません。^^;
せっかくのいい季節、
一年前の今日(2010/4/20)訪ねた、三重→奈良→京都の思い出を。
木立に佇んでいるのは、私を森の世界に引き込んだ京都の友人。


Akame 48 falls

ヒメオドリコソウを撮っていて、
ノヂシャという小さな花に気づいたところからスタート。


Akame 48 falls 1Valerianella locustaLamium purpureumRumex acetosaBothriospermum tenellum 2


サンショウウオが生息すると言われる赤目四十八滝。
美しい水の流れと滝の続く道を歩きます。
家族連れの行楽コース、スニーカーでも楽に歩くことができる道。
こういう道を歩くときは、おいしい焼菓子を持参するのがルール♪
この日は友人が、京都La Penseの桜の焼菓子を持ってきてくれました。
滝つぼの横で、ひとときのおいしい休息。


Akame 48 falls 2Akame 48 falls 3Oxalis griffithiiAkame 48 falls 4


この先のルートは、あまり参考にならないかもしれません…
赤目四十八滝は、一番奥にある岩窟滝まで行って引き返すのが通常。
私たちは、山をひとつ超えて、三重と奈良の県境にあたる香落渓へ。
翌日、宿の車で送っていただき、室生寺に向かいました。
(こんなに移動しなくてもよいのですが、好奇心のままに)


Muro-ji

友人と私、一緒に歩くと必ず晴れる、と言っていいほど晴れ女。
でもこのときは、珍しくミルク色の空。
そのおかげで、しっとり、ゆっくりと時間が流れていきました。
雨上がりの室生寺、誰もいない贅沢―――凛 ・ 閑 ・ 雅。
金堂横の窓からのぞいた十一面観音の清々しい表情、
忘れることができません。もう一度、逢いに行きたい。


Muro-ji 1Muro-ji 2Rhododendron


Yoshino

室生寺から近鉄で吉野へ。
花が終わったばかりの、静かな奥千本。
ゆっくりと歩きたい私たちに、ぴったりのタイミング。
ハコベのシベが、こんなに赤いなんて。
桜の花びらの中で、小さな花がいのちいっぱいに咲いていました。


Yoshino 1Yoshino 2Corydalis decumbensAkebia quinata 1Akebia quinata 2Stellaria mediaAnemone flaccida 11


cafe Sora
吉野口でバスが来るまで時間があったので、ちょっと珈琲。


cafe Sora 1cafe Sora 2cafe Sora 3


Bistro Cerisier
落ち着いて楽しむことのできた二日間。
打ち上げは、友人行きつけ、京都のビストロ・スリージェへ。
おいしい食事は、楽しかった思い出を語るひとときに必須。


Bistro Cerisier 1Bistro Cerisier 2Bistro Cerisier 3Bistro Cerisier 4Bistro Cerisier 5Bistro Cerisier 6Bistro Cerisier 7


そういえば、ホワイトアスパラの季節。
このビストロでは、タルトタタンも外せません。

混んでいるところはちょっぴり苦手…なら、
花の盛りを少し外して、偶然咲いている花に逢いに。
「静かで、風景の一部に溶け込めたような空気、すごくよかったネ」
岩に水が染みこむようにじんわり心に残った二日間に、乾杯。


Data

Akame 48 falls
ノヂシャ・ノジシャ/野萵苣 (オミナエシ科)
ヒメオドリコソウ/姫踊り子草 (シソ科)
スイバ/酢葉 (タデ科)
ヤマルリソウ/山瑠璃草 (ムラサキ科) *4/22訂正
ミツバツツジ/三葉躑躅 (ツツジ科) *崖の上に咲くピンクの花
ミヤマカタバミ/深山傍食 (カタバミ科)

Muro-ji
サクラ/桜 (バラ科)
シャクナゲ/石楠花 (ツツジ科)

Yoshino
ヤマザクラ/山桜 (バラ科)
ジロボウエンゴサク/次郎坊延胡索 (ケシ科)
アケビ/木通 (アケビ科)
ハコベ/繁縷 (ナデシコ科)
ニリンソウ/二輪草 (キンポウゲ科)

室生寺(真言宗)
0745-93-2003
奈良県宇陀市室生区室生78

cafe Sora
0746-32-1762
奈良県吉野郡吉野町吉野山2120

Bistro Cerisier
075-723-5564
京都市左京区田中下柳町1-3


*
今回は京都戻りだったので、Bistro Cerisierへ
吉野帰りなら、近鉄・橿原神宮前駅にも野菜のおいしいレストランあり
Ristorantino Baljet
0744-28-5260
奈良県橿原市石川町520-1



by kamakura_mariko | 2011-04-20 23:30 | 山歩

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山本麻理子

生まれ育った鎌倉の風景

京都の格式にかなわず、
奈良の歴史に及ばない。
けれど
和洋折衷神さま仏さま、
様々なものを取り入れる好奇心と遊び心。生垣から緑あふれ、花がこぼれ咲く風景。"余地"があると思わせてくれる場所。ちょっと自由な空気。それが私の好きな鎌倉です。

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